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メタボ健診 肥満以外も指導 血圧や血糖、検査値高めなら対象 |
一般医療ニュース |
毎日新聞社 2月28日(火) 配信
メタボ健診:肥満以外も指導 血圧や血糖、検査値高めなら対象
メタボリックシンドロームに注目した「特定健診・保健指導」について、厚生労働省の検討会は 27日、肥満ではないため現制度では指導対象にならないものの、血圧などが高めの人にも 丁寧な情報提供や保健指導の実施が必要と認め、制度を見直す方針に合意した。
厚労省は、13年度からの制度見直しに反映させる。内臓脂肪の蓄積を生活習慣病の原因と 位置づけ、腹部肥満を保健指導の第1条件としてきた現制度は、大きな転換点を迎える。
見直しでは、腹部肥満を第1条件とする現制度の枠組みは変えないが、非肥満者への対応を 医療保険者や市町村などに追加で求める予定。国内外の研究では、非肥満者でも血圧や 血糖などの値が高めの場合、心筋梗塞(こうそく)など心血管疾患の危険性が高まることが 分かっている。このため、現制度では抜け落ちてしまう非肥満者への対応が求められていた。
また検討会は、腎臓病の検査値「血清クレアチニン」を、特定健診の検査項目に加える 方向で合意した。慢性腎臓病患者には肥満でない人も多く、現制度では腎機能低下の 兆候を見落とす恐れがあった。 |
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